2020年09月10日

コロナ禍の中での葬儀


長野県の真ん中あたり、中信のあたりでは、お葬式に参列するというのは、お通夜、火葬を経て、行われる葬儀告別式に参列するということになります。
場合によっては火葬が後にある場合もなくはないものの、通常は火葬の後です。
そして、故人の関係する方、喪主に関係する方などが訪れて、葬儀に参列します。
葬儀告別式に参列し、一部の方は直会には出ずに帰られる方はいますが、ある程度の方は残って、故人を忍びます。
もちろん親戚も遠くの親戚にも連絡してきてもらうことをします。
私が親族ではないが世話になった方の葬儀に参列した際は、葬儀場に入りきらない人が参列され、それはもうすごい事でした。
さて、地方の新聞には、〇〇さんの葬儀告別式はいつという、お悔やみの欄があります。そこを気にしていて、義理を欠かないようにします。
最近のお悔やみ欄には、弔問時間が書かれています。葬儀は三蜜を避けるために、参列者を制限する代わり、義理を欠かない方法として、コロナ対策として、書かれる様になってきました。
何時頃行けば、喪主さんにご挨拶ができると言うことがわかるので、大変いい方法だと思います。
本題はここから。
私もこのコロナ禍の中で、父の葬儀を行いました。ただゴールデンウィークの頃だったので、まだコロナ対策としては、
出来るだけ人を集めない、
直会はならない、
お通夜でも食事などは出さないなど
人が来ない様にしてほしいという約束事は決めてあったものの、
亡くなったことは伝えたいが、
人に来てもらわない様にする
それを実現するには、お悔やみの欄には、「家族葬とか近親者のみ」と書くことで、一般の弔問客にはご遠慮頂くことにしました。
また、近くに住んでいる親戚のみの参列とし、遠くの親戚には連絡はすれど、ご遠慮頂くことにしました。
そうは言っても、葬儀の時間の前には、かなりの方が弔問に訪れてくださり、故人を偲んでくださりました。
ちょうどゴールデンウィークだったので、実はあまり気が付かれずにすぎることが出来たこと、またちょうど非常に忙しい時期であったので、仕事に穴を開けることなく葬儀などを行い、休み明けからは普通に仕事ができたので、親孝行ではなかったものの、親はいつまで経っても子供には優しいなぁと思ったりしました。
コロナ禍の中で、新しい葬儀のやり方なんかが、テレビで報道されたりしますが、コロナは地域の風習までも変えてしまうんだなあって感じ、今思えば、少し寂しい思いをしたなぁと思っているのでした。  

Posted by オザの塩尻ブログ at 23:37Comments(0)日記